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いまどき、トゥー・クリップかよ! [自転車の話]

「いまどき、トゥー・クリップかよ!」 と言われてしまった。


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トゥー・クリップ


またまた、関係のない書き出しで恐縮だけど、原子力発電所のことは、
もう、あんまり、気にしないようにしようと思う。
昨日も、東電の記者会見により、

「やっぱ、1号機は炉心溶融してましたわ。
しかも、圧力容器には、全然水が入ってませんでした。」

とか、
「1号機には、これまで1万トン、注水しましたが、
ほとんど、漏れてましたわ。(笑)」


っていう感じのニュースが発表された。
1号機に入れていた水が、圧力容器内にまで届いていないっぽいことに
ついては、3月の時点でわかっていたから、そんなに驚いてはいない。
けど、これまで注入した1万トンもの水が、ほとんど格納容器の外に漏れていた
というのは、少し、驚いたね。
そのうち、約3000トンは、建屋内に溜まっているらしいけど、残りはどうしたのだろう。
ま、大部分は、海に流れ出たんだろうね。

それにしても、国による東電支援のスキームが発表され、
上場廃止を免れた瞬間、どうして、こういうハナシが出てくるわけ?
はっきり言って、もう、どうでもよくなってきた。

原子力発電所内部のことは、われわれ一般人にとっては関係ない。
中の人が、100年でも200年でもかけて、後片付けしてくれれば、それでいいから。
炉心が溶けて、核燃料が圧力容器から出ているのだとしたら、
もう、手の打ちようがないのではないか。
少なくとも、あと30年くらいは、水で冷やし続けるしかないだろう。
工程表の、「6ヶ月から9ヶ月で、周辺住民が帰宅できるようになる」 なんてハナシ、
最初から、誰も信じてませんから。

3号機から海に出たプルトニウムも、半減期になる44世紀ごろまでに、
中の人がなんとかしてくれればいいから。
われわれ一般人にとっては関係ないですから。
全部、中の人が、なんとかしてください。

われわれ一般人にとっては、漏れ出た放射能への対策の方が、
はるかに重要である。昨日も、小田原のお茶から基準を上回る
セシウムが検出されたとか。
放射性物質の漏洩は、トータルで63万テラベクレル。
それから、いかに身を守るのか。
そっちの方がよほど重要である。だから、これからの情報収集は、
そっちに集中しようと思う。




で、トゥー・クリップでしたね。はいはい、たしかに時代遅れです。
(^^;ゞ


昔はみんな、トゥー・クリップとストラップだったけど、
いまは、バインディング・ペダル (英語ではビンディングとは言わない)という、
いいものがあるから、自転車に乗る人で、トゥー・クリップとストラップ
の組み合わせを使っている人は、非常に少なくなった。

たしかに、自転車で走るには、バインディング・ペダルの方が、
多少、ラクである。とりわけ、登りでは効果が大きい。
けれども、私の場合、自転車そのものは、べつに好きではなく、
旅の道具として自転車を使っているにすぎないので、
町を歩いたり、列車に乗ったりするのに、クリートの付いた靴では
困るのである。

ということで、私はふつうのゴム底のランニングシューズで、
トゥー・クリップをつけたペダルを踏んでいる。
シュープレートは付けていない。
若い頃は、シュープレートを付けたSIDIの靴を使っていたけど、
もう、そんなもん、とっくに捨ててしまったし。


それでも、トゥー・クリップを付けているのといないのとでは、大違い。
ペダルというものは、ただ踏むだけではダメで、効率的なペダリングを行う
ためには、クランクの軸に対して、なるべく長く、トルクをかける必要がある。
そのためには、いつも踵 (かかと)を上げ気味にして、
ペダルが頂点ちかくにあるときは、前に蹴りだす感じ、
底にあるときは、後ろにしゃくり上げる感じでこぐのである。
こういう技術をアンクリングというのだが、とくに意識しなくても、
長いこと自転車に乗っていれば、自然に身につくものである。
が、前に蹴りだしたり、後ろにしゃくり上げたりするためには、
トゥー・クリップがないと、やりにくい。

要するに、トゥー・クリップがないと、時計でいうと1時から5時までの
あいだ(約120度)しか、クランク軸にトルクがかけれらないけど、
トゥー・クリップがあると、11時から8時までのあいだで(約270度)、
トルクをかけることができるのである。

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トゥー・クリップを付けた場合とつけない場合のペダリングの差


バインディング・ペダルを使うと、すべての角度、つまり、残りの8時から11時まで
のあいだも、クランク軸にトルクをかけることができる。
いわゆる“引き足”を使えるというわけだ。
けれども、その角度で使うのは、ふとももの裏側の筋肉だから、
ふだんトレーニングをしていない者にとっては、非常に厳しいものがある。
私くらいの年齢(54才)の者が、十分なトレーニングもせずに、
いきなりバインディング・ペダルを使って、引き足をすると、
ケツワレ(ふとももの裏側から、臀部の筋肉にかけて、けいれんすること。
とても痛い!)を起こすことがあるから、注意が必要である。

え? なんでそんなこと知っているのかって?
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なお、トゥー・クリップでも、ストラップをきつく締めれば、
バインディング・ペダルと同様、すべての角度でトルクをかけることができる。
けれども、ペダルから足がはずれなくなるから、とても危険である。
トラック以外では、やってはいけない。

また、私の場合、停まるときには、必ず右足をつくので、 (ふつうの人とは逆)
右側のペダルは、足がはずれやすいように、ハーフ・トゥー・クリップに変更している。
この効果は大きくて、ストップ&ゴーの多い街乗りでも、安心感がある。

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ハーフ・トゥー・クリップ



ということで、今回の記事のまとめであるが、
トゥー・クリップは、時代遅れという感じもするが、
ふつうの靴で自転車に乗れるから、旅をする人にとってはおすすめである。
また、停まるときにつく方の足のペダルには、ハーフ・トゥー・クリップを
つけておくと、安心感が大きいだろう。


なお、最近はバインディング・ペダル用の靴でも、歩きやすい製品が
出ているようだね。

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シマノ SH-FN23

これから自転車に乗られる方で、「トゥー・クリップは、時代遅れに見られるから、
イヤだ。」とおっしゃる方は、こちらの方がおすすめである。