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夏休みの雑感 [ひとりごと]

夏休みなので、いろいろな方からメッセージを頂戴して
いるのだが。


世間一般では、夏休みのようで、いろいろな方から、
メッセージを頂戴している。

あざーっす。
m(_ _)m


そのなかで、私のBlogを定期的に読んでくださっている
という読者の方から、以下のようなメッセージを頂戴いた。

「すでに、水戸まで行かれているのですから、
日本海岸に行かずに、そのまま、東北地方の
太平洋岸を北上されてもよかったのでは?」


はい。じつは、3月11日までは、そのつもりでした。
でも、さすがにいま、ここ を自転車で北上する度胸は、
私にはないっす。




先日、友人のmicyuさんが、京都から出てきたので、
東京駅のスタバで待ち合わせて、お茶を飲んだ。
で、福島第一原発の現状について、お話を聞かせていただいたのだが、
簡単にまとめると、以下のとおりである。


1. 3月12日(1号機)、3月14日(3号機)、3月15日(4号機)
  の3回の爆発により、放出された放射性物質による放射能
  の総量は、77京(けい)ベクレルに達する。
2. そして、現在もなお、放射性物質が放出されており、
  その量は、1日あたり約2.4億ベクレルである。


1.はともかく、2.の情報は、ほとんど報道されていない。
3月の爆発で放出された放射性物質にくらべれば、
現在の1日の放出量は、

2.4億/77京=3.12×10-6

つまり、0.0003%にすぎないからである。
でも、よく考えてみると、1日あたり約2.4億ベクレル
という数字は、決して小さいものではないし、
それがあと、100年続くか、200年続くかまったくわからない、
というのだから、考えようによっては、
原爆がゆっくり、ゆっくりと爆発している
ようなもんではないのか。
いま、そんなこと言ったら、大騒ぎになるだろうけど。




それにしても、ひどいことになったもんだね。

micyuさんは、国立大学の理学部出身で、専攻は地質学だから、
福島のあたりの地質も熟知している。
メルトスルーした炉心が、もし、地下水脈にぶつかったら
どうなるのかについても、よくわかっているのだろう。
もしかしたら、あとどれくらいで、それが起こるのかも、
だいたいわかっているのかもしれない。
なんだか、ときどき遠い目をして、私を見るんだもんな。
(^^;


また、micyuさんは、エネルギー政策についても詳しい。
彼によると、電力会社は、風力、太陽光発電など、
いわゆる自然エネルギー発電でつくった電気は、
現状では、まったく使わないで、全部、捨てているんだそうだ。

そりゃ、そうである。

これも、ほとんど報道されていないけど、
東京電力は川崎の浮島に国内最大級の太陽光発電所を完成させ、
8月10日から稼働させている。
川崎市が所有する土地いっぱいに、シャープが供給した
太陽電池パネルを敷き詰めたものである。
その面積は、約11ヘクタールにおよぶ。

ukishim1.jpg
浮島太陽光発電所  出所:東京電力

ukishima.jpg
浮島太陽光発電所の占める面積  出所:Google Maps


で、その出力は、7000キロワットである。
え? なんだか、よく聞き取れなかったって?
もう一度、言いますよ。
7000キロワット。

そう、たったの7000キロワットなのである。



先日、私は自転車で日本海まで行ったついでに、世界最大の
原子力発電所である柏崎刈羽原子力発電所を見学してきた。

kariwa.jpg
柏崎刈羽原子力発電所にて

いま、ここを訪れることができる私は、真の勇者といえるよね。
ま、それはともかく、柏崎刈羽原子力発電所の
1号機から7号機までの出力を合計すると、
約820万キロワットになる。
柏崎刈羽原子力発電所にくらべると、今回、稼働した
浮島太陽光発電所の出力は、

7000/820万=8.5×10-4

つまり、0.085%にすぎない。
11ヘクタールの土地、すべてに太陽電池パネルを敷き詰めても、
出力は原発にくらべて、1/1000以下。
太陽光発電なんて、まだ、そんなもんである。
しかも、雨の日、曇りの日には、使い物にならない。
そんなあてにならないもんでつくった電気なんか、
ぜんぶ、捨てちゃうに違いない。
その事実を知ると、みんな絶望してしまうから、
誰も、報道しようとしないのであろう。


そのように考えると、いま、本当に必要なのは、
電気をつくる設備をつくることではなくて、
電気を貯める設備
をつくることだね。
つくった電気を貯めておくことができるなら、
太陽光発電も、風力発電も有効に活用できる。
また、発電所の数も、いまよりも、ずっと減らすことができるから。

現状では、電気を貯蔵する施設のうち、実用になっているのは
揚水式発電所だけである。だから、いまあるすべてのダムを改造して、
揚水式発電所に換えてしまうというのはどうか。
まあ、それが可能なら、もうとっくの昔に、やっているのかもしれないけど。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ま、とにかく、ひどいことになったもんである。
はやく、安心して、日本中、どこにでも旅ができる世の中に
もどってほしいよね。



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