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ナショナルプリンスホテル (秋田)に泊まった [ツーリング情報]

JR秋田駅近くにある、ナショナルプリンスホテルに泊まった。


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ナショナルプリンスホテル(秋田)

住所  〒010-0001 秋田県秋田市中通4-14-11
電話番号  018-831-2528


連休を利用して、長岡~秋田まで、350キロメートルほど、
自転車で走ってきた。そのハナシは、ちょっとおいといて、
今回は、秋田の安宿として、コアな旅行者のあいだで有名な
ナショナルプリンスホテルを利用したので、
その体験記を書くことにする。

ナショナルプリンスホテルに対する書き込みはここ
けっこう、ひどいことも書かれているけど、
実際に行ってみると、そうでもなくて、
なかなか清潔で、快適なホテルだった。

ここに泊まろうと思ったら、まずは、ホテルに着かないといけない。
あたりまえのことであるが、これが至難のワザである。
なんたって、すぐ近くの飲み屋さんで聞いても、
わからないんだから。
正確な場所は、ここである。

場所はわかりづらいけど、JR秋田駅から至近距離にあり、
鉄道を使って旅行をしている者にとっては、まことに便利である。
で、無事にホテルに到着すると、犬が出迎えてくれる。
image2207.gif      素材提供: 今日もわんパグさん (無料フリー素材)


このあたり、どこか、那覇の国際通りあたりにある
バックパッカー向け格安ドミトリーのような雰囲気を、醸し出しているな。
犬の種類はゴールデン・レトリバーで、もう10才は超えている
とみられる老犬である。とてもおとなしくて、いい犬だ。
けど、動物が嫌いな方にとっては、この時点で、アウトだろう。
私の前に、3人の若い方が受付をしていたのだが、
ひとりは、かなりビビっていた。(笑)

フロントにいるのは、ネットの書き込みにあるような
ステテコをはいた親父さんではなくて、ジャージを着た
中年の男性であった。まあ、ジャージ姿というのも、
接客業としては、どうなのかとは思うけど。
ホテルの名前は、看板はナショナル・プリンスホテルのまま。
だが、入り口にあるホワイトボードには、
ビジネスホテルナイキ (内記) となっていた。

もしかしたら、オーナーが代わった
のだろうか?


まあ、そのあたりは、利用者には関係ないから、どうでもいい。
で、オーナーとみられるジャージを着た中年の男性であるが、
私の前に受付をした3人の若い人たちを連れて、
2階に行ってしまった。

ひとり、取り残される私。

犬が、じっと見上げている。
仕方がないので、すわって、しばし犬と遊ぶ
そうしていると、オーナーが戻ってきて、
「あ、お待たせしました。」
と言った。そして、
「こちらに、住所とお名前をお書きください。」
と言って、1枚の紙片を私に渡す。
が、その紙片、よく民宿や旅館などで見かける
「ご住所」「ご芳名」「ご職業」などと書いたフォームではなく、
ただの白いメモ用紙である。

犬は、私という遊び相手がなくなってしまったので、
3人の若い人たちを追って、奥に入っていこうとする。
それをご主人は、「こらっ、ここにいなさい!」と叱って、
追いかけていく。

また、ひとり、取り残される私...。

私は白いメモ用紙に、名前、住所、電話番号の順に記入した。
で、ご主人が戻ってきたので、
「これでよろしいでしょうか?」
と言って差し出すと、よく見もしないで、
「はい、結構です。」
と言い、私は1泊の宿代である3000円を支払い、
取引は成立した。

で、ご主人に部屋と設備を案内される。
まずは、1Fにあるバスルームとシャワー室を案内される。
「このあいだの地震で、すこし、立て付けが悪くなって
いるのですが。」
と言いながら、かなりの力を入れて、ドアを引く。
ガタンッと、大きな音がして、ドアがあいた。

関西人だったら、「すこし、ちゃいますやん。」と言って
つっこむところである。が、私は東京の人間なので、
そういった芸ができない。
けれども、ここで沈黙してしまうと、雰囲気が悪くなってしまう。
「3月11日の地震は、このあたりも、かなり揺れたんですか。」
と言って、私はまをもたせた。
しばし、地震談義になり、私はほっとした。

で、肝心の部屋であるが、まあまあ、きれいであった。
少なくとも、アリゾナ州ウィリアムスの町でインド人夫婦がやっていた、
1泊22ドルのモーテルよりも、ずっときれいである。
また、寝具はきれいだし、浴衣とタオルも清潔だった。
使い捨て歯ブラシ、かみそり。
おおっ、アメニティグッズも、ちゃんとあるやんか!

いまはなきメーカーであるアイワ製のテレビデオがあるが、
地デジ未対応なんで、TVが映らないんですが...。」
と言われた。
「大丈夫です。私のウチも、地デジに対応しなかったから、
いま、TV映らないんですよ。」
と答えたら、ご主人は笑っていたけど。

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部屋のなかのようす

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地デジ未対応につき、映らないテレビデオ(アイワ製)


廊下に、インスタントコーヒーとお茶などを自分でつくれる
コーナーがあった。ドリンクバー方式である。
漫画の本も置いてある。
このあたり、まんが喫茶の雰囲気もあるな。
「洗顔などは、こちらで。」
と言われたところは、ふつうの台所の流しであった。
大学時代、東武東上線の下赤塚にあった
先輩の下宿
に泊まりにいったときも、洗面台がなくて、
こういう感じだったなあ。うがいをして、水を吐き出すとき、
ドドドッという大きな音がするんで、気をつかうんだよね。

「じゃ、あとはご自由に。門限はありません。24時間、
出入りOKですから。」
と言って、ご主人は下に降りて行った。
ていうか、ホテルって、ふつう、門限
なんか、なくね?



部屋で落ち着くと、私はお茶が飲みたくなり、
廊下のドリンクバーに行った。
すると、なんというか、この宿に長期滞在しておられる
雰囲気のおじさんが、いらっしゃった。
「こんにちは。」
と挨拶すると、無言のまま、うなずく。
私は、お茶を入れようとした。すると、
「湯沸かしポットのお湯がなくなると、
干上がっちまうからよう。ときどき、
お湯の量を見て、なくなっていたら、
足しといてくれよな!」

と言われた。

初対面なのに、いきなり怒られてしまったので、
私は、ちょっと慌ててしまった。私は、
「はい、わかりました。必ず、お湯の量をチェックして、
残り少なくなったら、足すようにします。」
と約束した。すると、おじさんはにっこりと笑った。
このおじさん、挨拶はきちんとできないし、
言葉遣いもなっていない。
けど、言っていることは正しい。
こういう人は信頼できるし、私は好きだね。

部屋に帰って、ずずっと、お茶を飲む。
なにもやることがない。
窓をあけると、隣のビルの壁しか見えない。

友人のmicyuさんに、
「ナショナルプリンスホテル秋田に
チェックインしました。いま、部屋から
夜景を見ています。」

と、ウソのメールを出す。
「秋田にプリンスホテルなんか、ありましたっけ?」
という返事がかえってきた。
ちっ、知ってやがる。

なにもやることがないので、寝ることにした。
明日は5時に起きて、6時台の奥羽本線で秋田を出て、
横手から北上線に乗ろうと思う。
蛍光灯のスイッチを切ると、ブーンという安定器の音が消え、
静かになった。私は、朝までぐっすりと眠った。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ナショナルプリンスホテル(秋田)は、
ボロボロではあるが、秋田駅から至近距離にある。
清潔だし、いちおう個室だから、快適に寝ることができる。
安く旅行をしたい人には、おすすめである。