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3回海をわたる国道389号線 [日本外周自転車の旅]

蔵之元(くらのもと)~牛深(うしぶか)、および
鬼池(おにいけ)~口之津(くちのつ)のフェリーに乗って、
国道389号線を走った。


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国道389号線

海をわたる国道というものがある。
路線としては1本なんだけど、途中に海があり、
航路などによりつながっているというものである。
いくつか存在するのだが、代表的なのは国道30号線であろう。
岡山から高松まで続いている国道で、宇野~高松間は
宇高連絡船(うこうれんらくせん)がつないでいる。
あるいは、九州と四国をつなぐ国道197号線。
佐賀関~三崎間を、国道九四フェリー(こくどうきゅうしフェリー)
がつないでいる。

海をわたる国道の多くは、1回だけわたるのだが、
なかには、3回もわたるというものがある。
大牟田~阿久根をむすぶ国道389号線がそれで、

 1.長洲(ながす)港~多比良(たいら)港(有明フェリー)
 2.口之津港~鬼池港(島鉄フェリー)
 3.牛深港~蔵之元港(三和フェリー)


の3つの航路を経由している。



2013年11月18日午前8時ごろ、私は阿久根を出発し、
国道3号線を走っていた。あいにくの雨である。
ホンダCarsをすぎたところにあるファミリーマートの店先で、
カレーパンと野菜ジュースの朝食をとった。
すると、Googleカーが通りすぎていったので、
ピースサインを出しておいた。
今後、Googleマップのストリートビューをご覧になって、
国道3号線のファミリーマート阿久根赤瀬川店の前に
グレーのレインウェアを着て、ピースサインを出している
中年の自転車乗りがいたら、それは私です。

約6kmほど走って、肥薩おれんじ鉄道の折口駅の近くを左折。
国道389号線に入った。
約8kmほど走ると、黒之瀬戸橋という、約500メートルの
トラス橋を渡る。海面までの高さは、約30メートル。
橋の上から海面を見下ろすと、流れが速く、
ところどころ、渦を巻いていた。

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黒之瀬戸大橋にて


黒之瀬戸大橋を渡り、約17kmほど、アップダウンの続く
区間を走ると、蔵之元港に着く。フェリー乗り場には、
ちゃんと「国道フェリー」と書いてあった。
10時すぎに着いたのだが、あいにく、いま船が出たばかりで、
つぎの出航は11時20分発である。待合室で待つことになった。

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蔵之元港にて

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乗船券 大人480円+自転車250円=730円

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第二天長丸(577トン)


11時10分ごろ、フェリーが入ってきた。
トラックがたくさん降りてくる。
そのなかには、豚を満載したトラックがいた。
天草は畜産業がさかんである。
さて、いよいよ乗船、と思ったが、乗組員が車両甲板を
水で洗いはじめた。乗船整理をしている係員に、
「どうしたんですか?」
とたずねたら、
「豚を積んだトラックがいたでしょ。それが汚物を
撒き散らして行ったので、甲板を洗っているんです。
すみませんが、しばらくお待ちください。」
ということだった。お互い、顔を見合わせて苦笑した。

11時50分頃、牛深に着く。
こういってはなんだけど、ちいさな島に似合わず、
意外なくらい、大きな町だった。
牛深高校の前を右折、さらに左折して、
14kmほど走り、「天草町」という案内標識を左折。
サンセットラインと名付けられた区間を走る。
途中、崎津、大江というところにカトリック教会がある。
が、素通りする。
それぞれ、立派な天主堂があることは知っているのだが、
レインウェアを着ているので、見学するのに脱ぐのが面倒くさい。
天草バイパスをひたすら走り、下田温泉というところで泊まった。


翌日も雨であった。朝7時30分に下田温泉を出発。
約30km走り、鬼池港に着く。
9時45分に着いたのだが、またもや、船が出たばかりであった。
10時45分まで、待合室で待つ。

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鬼池港にて

ところで、どうも体調がわるい。
疲れがたまっているのか、なんだか、やたらと眠い。
2日間にわたり、気温10℃以下の雨中走行を強いられ、
体力を奪われたのがきいているのだ。
あきらかに、トレーニング不足である。
これから、標高900メートルの雲仙ごえがあるのだが、
どうも無理っぽい。今回の私の旅のメインの目的は、
国道389号線を自転車で完走することだったのだけど、
途中リタイアすることにした。残念だけど、途中でやめる
勇気も必要である。

ということで、口之津から諫早にむかった。
諫早からは長崎空港が近いから、続きをするのは容易だろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
3回海をわたる国道389号線というものがあり、
フェリーを乗り継ぐことにより、自転車でも走ることができる。
全線を走ってみたいと思われる方は、まあ、いないだろうけど、
天草の景色はきれいである。たずねてみるのもいいかもしれない。


天草を走っていると、イルカウォッチングという
観光船をひんぱんに見た。どうやら、このあたり、
イルカが非常に多いようだ。
フェリーに乗れば、イルカに会えるかもしれないな。



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