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しくじり先生 <オートバイ編> [オートバイの話]

「しくじり先生」という番組が流行っているようだが。


野球のプレミア12で、小久保監督がやらかしてしまったね。
おそらく5年後には、「しくじり先生」への出演が確定
であろう。
それはともかく、あの番組、なかなか深いところがあり、
生きることのむずかしさを感じさせてくれる。

現在の私は、オートバイのツーリングにおいては、
いつもひとりで走っている。
べつに、人間嫌いというわけではない。
気の合う仲間がいれば、いっしょに走ってもいい、
と思っている。だが、なかなか、そういう機会に
めぐまれない。
第三者からみると、しくじっていると
みられても仕方がない
といえよう。

そこで今回は、なぜ、私はしくじってしまったのか。
それをふりかえってみたい。では、授業スタートである。



最初に買ったオートバイがシブすぎた

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ホンダ GB250クラブマン 出所:本田技研工業

私が最初に買ったオートバイは、
ホンダのGB250クラブマンであった。
はっきり言って、シブすぎるオートバイ
を買ってしまったね。

GB250クラブマンのユーザーの多くは中高年。
いわゆるマニア、正確な英語でいうと、
エンスージアスト(enthusiast)である。

こういったオートバイを買うような人は、
本当にオートバイが好きなのであり、
買ったオートバイをベースにマフラー、キャブなどを
いじり倒す。
当然のことながら、そういったユーザーは少ない。
私は、そもそも仲間が少ない環境を、みずから選んで
しまったのであった。

私自身は、オートバイそのものは、好きでもなんでもなく、
旅につかう道具として、オートバイを選んだのである。
とてもではないが、GB250のファンにはついて行けない。
ということで、フルノーマルのまま乗っていた。
するとある日、ツーリング先で会ったフルカスタムの
GB250に乗っている人に、
「キミ、わかってないねー」
と言われてしまった。
私は同じオートバイに乗っている人にすら、
仲間はずれにされてしまったのである。

 注:似たようなオートバイとしては、SR400がある。



2台目に買ったオートバイでしくじった

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ホンダ CB750 (RC42) 出所:本田技研工業

私つぎに買ったオートバイは、前回の反省からCB750
より一般的なユーザーが買うオートバイを選んだ
つもりであった。しかしながら、これがまた、
大きな問題であった。

CB750の最大のユーザーは、じつは自動車教習所。
つまり、全国の教習所で教習車として
使われていたオートバイなのであった。
私自身は自動車教習所に行かず、運転免許試験場で
限定解除をした。だから、そのことを知らないで、
このオートバイを買ってしまったのである。

まだ新車で乗っていたとき、ツーリング先で
会ったオートバイ乗りに、
「えっ、これって教習車じゃないの?」
と言われてしまった。さらには、
「このバイク(CB750)を見ると、
教習所を思い出すから、
いっしょに走りたくない。」

と言われてしまった。

かわいそうに。よっぽどイヤなことが
あったんだろうな...。



はじめてのグループツーリングでしくじった

そんなことから、私はグループで走るのが
苦手になり、ひとりで自分の好きなところを走る
日々が続いていた。そんな私が、もっともはまったのが、
国道走破である。ということで、ひとりで日本全国の
国道を走るツーリングをしていた。
そんな日々を書き綴ったのが、この「国道な日々」
というブログなのである。

そんなある日、ある人から、「グループツーリング
に参加しないか。」という誘いを受けた。
いろいろと考えたけど、とりあえず参加してみる
ことにした。

関越自動車道の高坂SAに集合。
参加者の乗っているオートバイは、ホンダCBR600RR、
スズキGSX-R1000、カワサキZX-10...。
なんだか、とてつもなく、いやな予感がした。
簡単に自己紹介をし合って、といっても、
私以外は、みんな顔見知りのようだった。
それでは、ということで、まずは赤城高原SAを
めざして出発した。

リーダーに、「初参加のtakさんが先頭でお願いします」
と言われたので、私は先導してCB750をスタートさせた。
すぐに、サービスエリア内の横断歩道に
歩行者が待っていたので、私は一時停止。
すると、みんな追い抜いて行ってしまう。
私は歩行者を行かせてから、あらためてスタート。
加速車線に入るところで、リーダーが待っていた。

リーダー「なにをやっているんですか、あなたは。
     しっかりついてきてください。」
私   「...はい。」

それからは、リーダーについていったのだが、
ここでは書けないようなスピードで、走る走る。
クルマがシケインと化していたね。www
赤城高原SAに着いて休憩。
ここだけの話であるが、40分かからなかった。www

リーダー「すみません。すっかり遅くなりました。」
一同「(笑い)」
リーダー「どなたが一番乗りでしたか。」


なんと、信じられないことであったが、
この人たちは、高速道路で競争をしていたのである。
全員、リターンライダーであるということであったが
その昔は、走り屋でならしていたという。
道理でみんな速そうなオートバイに乗っているはずである。

リーダー「じゃ、次のセクション、行きますか。」
私   「あ、ちょっといいですか。」
リーダー「なんですか。」
私   「私、ふだん、出したことがないスピードで
     走ってきたので、ちょっと吐き気がして、
     胃が痛いんですけど。」
一同「(笑い)」
私   「ということで、大変、申し訳ないんですが、
     ここでリタイアということでお願いします。」
一同「(笑い)」
リーダー「わかりました。もう少しウデを上げてから
     参加してくださいね。じゃ、みなさん、
     行きましょうか。」


ということで、はじめて参加したグループツーリングで
私はしくじってしまったのであった。

まあ、ありがちなことであると思う。
私が参加したグループは、いわゆる走り屋のグループ
であり、交通違反、免停なんかしょっちゅう。
おまけに時々、死人が出るという。
私を誘った人は、私を入れることで、自分は
抜けたがっていた。なんだか七人ミサキ
のようなグループなのであった。
グループツーリングでも、参加するグループを
間違えると、えらい目にあうのである。

※七人ミサキ:集団亡霊。1人を取り殺すと七人ミサキ
 の内の霊の1人が成仏し、替わって取り殺された者が
 七人ミサキの内の1人となる。そのために七人ミサキの
 人数は常に7人組で、増減することはない。





俺みたいになるな!

ということで、これからオートバイに乗り始める
という方に申し上げる。
まずは、どういうオートバイを買うかであるが、
これについては、はっきりしている。

ハーレーを買いなさい。

ハーレーに乗っている人は、とにかく群れになる。
ということで、自然にグループツーリングのお誘い
がかかるし、また、ハーレーに乗っている限り、
グループツーリングの参加者から、速く走ることを
求められることは、まずない。
ていうか、速く走ろうとする人は、ハーレーなんか
乗らない。だから、初心者でも十分ついていけるから。

それにハーレーに乗っていると、周囲からみても、
いかにもオートバイが好き、という感じがして、
いいものである。
実際には、ハーレーに乗る人の多くは、オートバイ
なんかどうでもよく、グループツーリングに参加する
ための刺し身のツマでしかないんだけど。

とりわけ、ツアラーのFLH系、ネイキッド
のスポーツスター系
を買うことをおすすめする。
FLH系はエレクトラグライドとロードキングに分かれるが、
日本人でエレクトラグライドに乗るのは、かなりの度胸を
要する。とりわけ、女性でエレクトラグライドに乗っていると、
「峰不二子か、おまえは。」
とか言われるので、注意が必要であろう。
ロードキング系に乗れば、ハーレーのことをなにも
知らない人であっても、それなりに格好がつく。

ソフテイル系とダイナ系といった
シブい車種については、すこし考えた方
がいいかもしれない。
こういった車種を好む方というのは、往々にしてマニア、
正確な英語でいうとエンスージアストである。(しつこい!)

いってみれば、GB250クラブマン、SR400と
性格が近く、オーナーはひとりで走る傾向がつよい。

上質の黒い革ジャンを着て、白髪まじりの髪に
おわん型のヘルメットをかぶり、独特の排気音を
響かせながら、ひた走っていく姿を見ると、
正直いってしびれる。
しかしながら、こういうオートバイを買うと、
結局はひとりで走らなければならなくなる可能性
が高いので、注意が必要である。



グループツーリングに参加しなさい

オートバイを買った以上、なるべくなら、
グループツーリングに参加した方が楽しいのは、
言うまでもない。私がはじめて参加した七人ミサキ
のようなグループは、まあ、ちょっと問題外だけど、
まともなグループであれば、ちゃんと遵法運転をするから。
ハーレーのグループであれば、まず、間違いない。

ある方が、私のブログにお便りをくださったことがある。
内容を、かいつまんで紹介すると、


「あなたは、なぜ、いつもひとりで走っているのですか。
グループツーリングに参加したら、いかがですか。
いろいろな人と知り合うことにより、人間のネットワークが
できます。それは、きっとあなたの人生を豊かにします。
ひとりでバイクで走って、いったい、
なにが楽しいのですか。


それと、あなたは自分の身のまわりのものに、
もう少し、お金をかけるべきです。
いい年齢をして、国産のバイクに乗っていると、
なめられます
それなりのグループに参加するためには、
ハーレー、BMWといった車種を

ローン
で買いなさい。
そういったバイクに乗っている人の多くは
年収1千万円を超えます。
そういった人たちとの交流は、メリットが大きいし、
人生を豊かにします。」



まるで、Yahoo知恵袋に書かれたアドバイスのようである。
私としては、「よけいなお世話だ。」と思ったから、
返事も出さなかったけど、よくよく考えてみると、
たしかに一理ある

オートバイを買って、グループツーリングに
参加しようという人の本音は、まさに、こういった
ところにあるのであり、そういった意味では、
じつに参考になる意見である、といえよう。

ま、私はこういう、自分と考え方がちがう人を
受け入れることができない人が嫌いなのだが、
それは、私という人間が個性的であり、
多くの人に受け入れられないことの裏返しなのである。



反省:
もともと人間に興味がなかった

私という人間は、周囲に温厚で人柄がよい
というイメージを持たれている。それもそのはずで、
私は人の悪口はあまり言わないし、
誰に対しても、自分の感情を顔に出さず、まあまあ、
無難に接することができるから。
まあ、自分でいうのもなんだけど、
模範的な社会人なのである。

しかしながら、じつは、そこには私という人間の
大きな欠点が潜んでいるのである。


私は、誰にでも親切で温厚に接する反面、
とくべつに親しいという友人がすくない。
大学時代からつき合っている友人が数人、
社会人になってからできた友人が数人。
それ以外は、あたりさわりのない
人間関係を維持しているにすぎない。

そう。もともと私は、
人間に対する興味が少ない
のである。

私は中学・高校時代を通じて、誰と誰がカップル
になったとか、仲がいいとか、そういうことに
すごく疎かった。
どうでもよかったからである。
他人の悪口を言わないのは、人間に興味がない
からである。そいつにどんな欠点があろうが、
私にとっては、どうでもいいからである。

そんな人間がオートバイに乗ると、
どうなるか。


ひとりで走るしかないじゃないですか。www

集団のなかで楽しむことができる人というのは、
一定のタイプがある。オートバイに乗ったからといって、
人間そのものが変わるわけはないのである。



結論:
人生、しくじらないためには、
常に多数派にいなければいけない。


少数派にいながら、わが道をいく、などと言って
いる人の多くは、単に負け惜しみを言っているだけ
のであり、それは、自分になんらかの問題があって
多数派に入ることができない葛藤の裏返しなのである



ということで、今回の記事のまとめであるが、
これからオートバイに乗る方は、買おうとする
車種について十分考えないと、しくじることになる。
グループツーリングに参加することができる
車種を選ばないと、私のようにしくじってしまうから
注意が必要であろう。



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