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ブレーキの引きずりが出たのだが [オートバイの話]

ひさしぶりにオートバイに乗ろうと思って、
車体を引き出そうとしたら...。


ん...動きづらい。
いったい、どうしたんだろう。

家内を呼んできて、二人がかりで車体を引っぱりだす。
そして、メインスタンドをかけて、車輪をまわしてみると、
前輪のディスクブレーキが引きずっていた。

やれやれ。

家内は修理を手伝わされるのがイヤなので、
「おー、さむい、さむい。」と言って、
さっさと家のなかに入ってしまった。


ブレーキの引きずりの原因は、いろいろと考えられるけど、
いちばんありがちなのは、キャリパーの固着である。
しばらく乗っていなかったのであれば、ほぼ100%、
それであろう。

調べてみると、ハンドルの上にあるマスターシリンダは
きちんと動いている。ということで、原因はキャリパーの
固着に決定。ブレーキレバーを、おもいっきり握ってやってから
はなすと、なんとか前輪はまわるようになった。

その状態で、すこし走ってみたけど、やはり気持ちがわるい。
その日、出かけるのはやめにした。
で、ホンダ店に行って、ピストンシールとダストシールを注文。
すべてのシールを交換することにした。


部品が届いたので、作業開始。
CB750のフロントブレーキは、2ポッドの片押し式
フローティングディスクブレーキで、キャリパーは2つ。
ということで、4つのピストンがある。
まずは、ブレーキからピストンを抜いて、
ピストンシールとダストシールを交換。
ピストンはきれいに汚れをとり、
シリコングリスを、うすーく塗る。

ブレーキパッドとパッドピンにはモリブデン系の
耐熱グリスを塗り、もとどおり組み立てる。


seal1.jpg
ピストンシールとダストシール
※写真では、よくわからないけれども、ブレーキフルードが
 結晶化したものが付着していた。引きずりの原因?


pod1.jpg
ピッチクリーナーで汚れをとったピストン

silicon.jpg
シリコングリスをうすーく塗る

air.jpg
もとどおり組み立てたあと、エア抜き


ということで、作業終了。
ブレーキは正常になり、引きづらなくなった。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ブレーキの引きずりの原因のうち、キャリパーの固着
の修理は、わりと簡単である。それだけ。

恐縮だけど、いちおう、決まり文句だから。
この記事を読んで、あなたが自分でブレーキキャリパー
の修理をされたことにより、オートバイが故障したり、
あるいは事故を起こしたり、あなたがケガをしても、
takは責任を負いません。

同じ引きずりでも、ディスクローターの歪みなどに
よるものは、修理がむずかしく、かつ、費用が高くつく。
点検して、異常を感じられるようであれば、
早めに修理に出した方がいいだろう。


追記1
「いい年齢をしたジジイが、ブレーキを自分でいじるとはね。分解整備違反で明確な犯罪行為ですから、So-netブログ事務局に通報します。それと、他車を巻き込まないで、自分だけで勝手に死んでくださいね。www」
というご意見をいただいた。

→「保安上、重要な部分の分解整備を行うには整備士資格が必要」という俗説がありますが、法的には正しくありません。自分の車を自身で整備する場合には、整備士資格は不要です。

ま、素人が勝手に重要なところをいじっちゃいけないよ、というのは、精神論としては正しいです。ですから、ご意見をくださった方の考えも、私はわからないではないです。
文章だけをみると、私と同じ世代の人は、びっくりするでしょうけど、ものの言い方を知らないのは、ネットにはまっている、いまどきの若い人に共通の傾向ですから、そういうのは、もはや、あまり気にならないです。

また、こういう言い方が平気でできるのは、人に対する関心が少ない者の特徴でして。そういった意味では、私も同類です。なんらかの都合により、人間関係を強引に終わらせなければならなくなったときには、私もこういった文章のメールを、個人あてに平気で出します。本音で生きているという意味では、私には共感できる部分がありますね。

ちなみに、他人の車の保安上重要な部分を整備するには、有償無償を問わず、整備士資格が必要です。ですから、他人のオートバイのブレーキバッドを「交換してあげるよー」、というのはアウトです。ま、いくら自信があっても、私は人様のオートバイをいじろうなんて絶対に思わないし、そんなことをやるなんて言い出す人の気が知れないですけどね。


追記2
ピストンの揉み出しは、やらなかったのですか?
というご意見をいただいた。

→やりましたよ。

きちんとした知識を持った方の、いいご指摘だと思われます。
記事には書きませんでしたけど、いちおう、やっております。前述のように、CB750のフロントブレーキは、片押し式の2ポッドですから、そんなに神経質にはやっていませんが。ピストンを出す→指でもどすを、2回くらい、やっただけです。
まあ、ブレンボなんかの対向4ポッドでピストンが8個もある、みたいなキャリパーだと、1個でも動きがしぶいとパッドの片減りになってしまいますから、ピストンの揉み出しは慎重にやるべきでしょうね。あるいは、そこまで微妙なキャリパーの整備なら、プロにまかせるべきでしょう。ちゃんとやってくれるプロであることが前提条件ですけど。

ぶっちゃけ、某大手2輪量販店にいる整備士なんか、キャリパーピストンの揉み出しまでは、絶対にやりませんよ。汚れも落とさないで、ドライバーでピストンを押し込んで終わりです。ああいうのを見てしまうと、自分のオートバイは自分で整備できるようにならないと、と思いますね。


追記3
ブレーキフルードの結晶ができるとはね。 いったい、いつからブレーキの整備をしていないんですか?
というご意見をいただいた。

→2014年10月から、ブレーキフルードの交換をしていませんでした。

これについては、言い訳のしようもないですね。
それと、今回気づいたのは、キャリパーピストンの周囲のブレーキフルードは、ほとんど循環していないんだということ。私はブレーキを握るたびに、フルードは循環しているもんだ、とばかり思っていたのですが...。これからは、3ヶ月に1度くらいの頻度で、リザーバータンクにブレーキフルードを入れる→下のドレーンプラグから抜く、という作業をやろうと思います。


追記4
DIYでブレーキ周りを整備される方は残ったフルードはどうされておられるのでしょうか。ちゃんとふたしておけば大丈夫ですか?
というご質問をいただいた。

→ふたをしておけば、1年くらいはもつのでは?

私の場合はホンダ純正DOT4のブレーキフルード(500cc缶入り)を使っていますが、経験的にいって、新品開封後、しっかりフタをすれば、1年くらいは大丈夫なのではないかと思われます。
あくまでも、運転がどヘタな私の場合は、ですが。www
ただし、ブレーキフルードは水分を吸ってしまうと沸点が下がりますので、ブレーキを多用される走り屋の方、あるいはDOT5をお使いの方は、新品を使われることをおすすめします。



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