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遠軽~釧路自転車ツーリング その2 [日本外周自転車の旅]

遠軽(えんがる)から釧路まで、自転車で走った。そのつづき。


1日め  遠軽~能取(のとろ)  約104km

北海道の朝は、はやい。
というと、どこの朝でもいっしょではないか、と
ツッコまれそうだけど、北海道の朝はマジで早いのである。
経度の関係で東京よりも30分くらい、はやく日が昇る。
遠軽のような北海道東部の町では、午前3時すぎには
もう、明るくなってくる。

2016年6月9日、私は午前4時に起き、5時に出発した。
中湧別(なかゆうべつ)までは、かるい下り勾配である。
上湧別チューリップ公園に、なんだか、でっかい建物がある。
はて、以前に来たときには、気がつかなかったけど。
建物の前まで行ってみると、屯田歴史博物館と
かいてあった。興味があったけど、まだ、朝5時台である。
当然のことながら、開いていなかった。

中湧別からは、前の記事にも書いたように、
湧別線(ゆうもうせん)の廃線跡をたどって行った。
計呂地(けろち)交通公園で休憩する。
ランドナーがとめてある。
持ち主が来たので、すこし話をする。
神戸から来た、というその人は、私よりも年上に見えた。
日本一周に挑戦中なのだそうで、現在、29日めだという。
その日数で神戸からここまで来たのなら、大した脚力である。
「お互い健康に気をつけて、少しでも長く、旅を続けたいですね。」
と言って、別れた。

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計呂地交通公園にて


サロマ湖沿いに、国道238号線を走る。
ほぼ平坦だとばかり思っていたが、けっこう、アップダウン
があった。これは、要するに、サロマ湖に流れ込む、
何本かの川が侵食した谷があるからである。

1万数千年前には、海水面がいまより数十メートルも低い所に
あったため、サロマ湖は陸地となっていた。その後、気候が
暖かくなり、海面が上昇するのに伴って、陸地に海が進入し、
サロマ湾が形成された。さらに海流が海岸付近の砂を移動させ、
砂州と呼ばれる細長い地形ができ、外海と仕切られることで
サロマ湖が作られたわけである。
サロマ湖は、広大な水面だが、深さはもっとも深いところで
20メートルくらいしかない。あと何千年、何万年かしたら、
河川が運んできた土砂により、サロマ湖はなくなってしまう
のだろう。

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サロマ湖


常呂(ところ)に着いた。ここはカーリングが盛んなことで
有名である。常呂カーリングホールというものがあった。
なかを見学させてもらうと、4つのレーンがあり、
なかなかの規模であった。
カーリングの競技場というものをみるのは初めてであった。
経験が大きく影響すると思われるスポーツだけに、
こういった施設があるのは貴重だと思う。

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常呂カーリングホール


常呂からは、能取湖沿いにオホーツクサイクリングロード
を走る。能取湖は、秋になると、いちめん真っ赤になる
サンゴ草で有名である。サンゴ草は、なんだか、
スギナのようなかたちをした植物で、食べられるらしい。
あまり食べる気にはなれないけど。
いったん網走に行ってから、なるべく海岸沿いに
日本を一周する、という自分ルールにより、能取岬をめざす。

雨が激しく降ってきた。 初日は、どうも調子が出ない。
走行距離が100kmをこえると、脚がまわらなくなってきた。
午後3時、レイクサイドパーク・のとろキャンプ場に着く。
能取岬をまわってから、網走市内で泊まろうと
思っていたのだが、今日はここに泊まることにする。

受付をすると、キャンプ場の人は、
「本当に、この雨で泊まるんですか?」
と驚いていた。けれど、私の持っているスノーピークの
テントは雨には強い。横風には弱いけど。
なるべく風のあたらないところにテントを張る。

食料を買ってくるのを忘れてしまった。
ここからいちばん近いセイコーマートは、
卯原内(うばらない)にあるが、そこまで約5km。
めんどうくさいので、非常食のカロリーメイト2本と
あんぱんを食べ、そのまま寝てしまった。
(つづく)