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遠軽~釧路自転車ツーリング その7 [日本外周自転車の旅]

遠軽から釧路まで、自転車で走った。そのつづき。


5日め  根室~霧多布(きりたっぷ)  約116km

日本一周とはなにか。
じつは、その定義は、人によりまちまちでなのある。
わりと多いのは、「日本全ての都道府県を踏破すること」
であるが、その場合、経路についてはあいまいである。
また、沖縄県を含めるかどうかは、
大きな分かれ道になる。

私がやろうとしているのは、海岸線沿いに自転車で
一周する「日本外周」である。この場合、経路については
日本一周よりも明確である。
しかしながら、海に面していない8県(栃木、群馬、埼玉、山梨、
長野、岐阜、滋賀、奈良)については、当然のことながら
経路から外れる。ということで、日本一周の条件は満たさない。

また、海岸線沿いに行くといっても、北海道、本州、
四国、九州の4島以外に行くとなると大変である。
日本のすべての島嶼を含めると、海岸線の総延長は、
3万キロちかくなるからだ。
走破することは、事実上、不可能であろう。

そもそも、「日本」を正確に定義すると、日本一周を
実行するのは、きわめてむずかしくなる。
日本最北端は択捉島(えとろふとう)のカモイワッカ岬であるが、
現在はロシアが領有権を主張しており、日本人は自由に
行くことはできない。

最東端は南鳥島であるが、自衛隊と米軍、気象庁の
関係者以外は、立ち入ることができない。
最南端は沖ノ鳥島。漁業関係者でも見たことがある者は
少ないだろう。

日本最西端は与那国島(よなぐにじま)の西崎(いりざき)。
これはふつうの人でも行くことができる。
けれど、西崎まで行くならば、南西諸島、沖縄諸島、
八重山諸島を、すべて走破しなければ、意味がない。

ということで、日本一周とか日本外周といっても、
明確な定義があるわけではなく、また、正確に定義すると
実行するのはきわめてむずかしい。
が、それでも最低限行かなければいけないポイント
というものがある。日本一周とか日本外周をやろうと
している旅人は、以下の4つのポイントはまわらないと、
格好がつかない。そういうことになっているのである。

4point.gif

1.本土最北端 宗谷岬 (北海道稚内市)
2.本土最東端 納沙布(のさっぷ)岬 (北海道根室市)
3.本土最西端 神崎鼻 (長崎県佐世保市)
4.本土最南端 佐多(さた)岬 (鹿児島県肝属郡南大隅町)




2016年6月13日午前7時30分ごろ、根室の宿を出た。
北海道道35号線を走り、納沙布岬にむかう。
なんというか、荒涼とした風景のなかをすすむ。

霧でよく見えないので、沼なのか湿地なのか、
よくわからないところを走る。
「駅前ターミナル」という行き先表示の出た
根室交通のバスが走っていった。
当然、根室駅前のことなんだろうな。
「フラリ」というバス停があった。
なんだか、フラリとこんなところまで来てしまった
みたいで、ちょっとおかしくなった。

途中の集落で「根室名物エスカロップ」という幟(のぼり)を
たてている飲食店をみた。エスカロップとは、
ケチャップライスに豚カツをのせて、ドミグラスソース
をかけた料理である。
私はケチャップライスも豚カツも大好きなので
食べてみたいけれど、自転車旅行中なのでパス。
セイコーマートうちやま歯舞(はぼまい)店で、
トマトとミートボールのパスタを買って食べた。

さらに、東にすすむ。
珸瑶瑁という町があった。
珸瑤瑁郵便局、珸瑤瑁小学校。
なんとよむのだろう。
しばらく考えていたけど、わからない。
あたりまえである。最初から知らないのだから。
家に帰って調べてみたら、「ごようまい」であった。

しばらく走ると、納沙布という標識があり、
お、いよいよ納沙布岬だな、と思った。
けれど、さらに2kmくらい走り、「おかしいな、まだかな。」
と思ったところで右折して、そこが納沙布岬であった。

2016年6月13日午前9時03分、私は本土最東端の
納沙布岬に到達した。
他の2つのポイント、本土最北端の宗谷岬、
本土最南端の佐多岬はすでに訪れているから、
残るポイントは本土最西端の神崎鼻だけになった。

nosap.jpg
納沙布岬にて



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