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モノクロフィルム「ネオパン 100 ACROS」が生産中止に [ムダ知識]

富士フイルムの「ネオパン100 ACROS」が生産中止になるね。

ネオパンacros.jpg
ネオパン100 ACROS
出所:富士フイルムイメージングシステムズ


ひさしぶりに、モノクロフィルムで写真が撮りたくなった。
ということで、ヨドバシカメラにフィルムを買いに行く。
いつものネオパン100 ACROS 120サイズ。
5本入り2,570円。
レジに持っていこうとすると、お店の人が、
「10月で生産中止になりますよ。」
とおしえてくれた。あわてて、5本入りをもう2つ、
買ったね。

富士フイルムお知らせ
「黒白フィルムおよび黒白印画紙 販売終了のご案内」
http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0081.html


それにしても、困ったもんだよね。

私自身は写真を撮ることは好きだけど、
カメラおよび写真材料については、好きでもなんでもない。
だから、ネオパン100が生産中止になるなんて、
ぜーんぜん知らなかったよ。
私の場合、モノクロフィルムはネオパン100(旧ネオパンSS)、
現像液はコダックのD-76以外、ほとんど使ったことがない。
その組み合わせで、なにも考える必要はなかったから。

モノクロフィルムで写真を撮りたい人間にとって、
ネオパン100が生産中止になると、とても困る。
それは、私だけでないと思う。
そのことは富士フイルムだって、
よくわかってるはずなんだけどな。


しかたがない。
かわりの製品を探さないといけないね。
現時点でモノクロフィルムの製造を継続していて、
120サイズの製品を出しているということでは、
コダックのT-MAXかトライX、あるいはイルフォードの
FP4、HP5、DELTAという選択になる。
コダック製品を使ったことは、もちろんあるけど、
イルフォードは一度もない。
不安だよなあ。

高いし。(ボソッ)


それと、現像液については廃液処理の問題がある。
フィルム用の現像液には、ハイドロキノン(ヒドロキノン)
という臭化銀の還元剤が含まれているんだけど、
これには発がん性があるらしい。
ということで、僕ら、写真をやる人間のあいだでは、
「フィルム現像液をそのまま流すと、やばいらしい。」
という話は、むかしからあった。

私自身は、はっきり言って、これまではD-76をそのまま
下水に流していたね。けれども、いまはうるさいからなあ。
ということで、富士写真フイルムのフジドールEとか、
ミクロファインといった、ハイドロキノンを含まない
現像液にかえるか、D-76を使い続けるならば、
廃液処理業者に処理を依頼するしかないだろうな。

けれども、ネオパン100 が生産中止になったことにより、
フジドールEもミクロファインも、いつまで生産が続くか、
まったくわからなくなったよね。

※追記1
フジドールEは、すでに生産中止でした。
どうもすみませんでした。
 m(_ _)m

※追記2
コダックにもハイドロキノンを含まない
XTOL(エクストール)という現像液があります。



コダックのT-MAXは専用現像液でないと、いい結果が出ない。
T-MAXをふつうの現像液で現像すると、コントラストが低すぎて、
風景写真では、使いものにならないんだよね。
T-MAX専用現像液には、ハイドロキノンが含まれているから、
T-MAXを使うとなると、現像液を廃液処理業者に出さないと、
まずいかもしれない。

めんどうくさい時代になったよなあ。

ということで、説明が長くなったけど、
私にとってのネオパン100 ACROSの代替製品は、

 ●フィルムはコダックのトライX
 ●現像液はミクロファイン(もしくはXTOL)

という組み合わせにならざるを得ないかも。
トライXは、大伸ばししたときのざらっとした感じが
あまり好きではない。
ミクロファインによる現像は、シャドウ部の階調が
少なくなるから、正直いって、苦手なんだけどなあ...。

...困ったもんだよね。

ま、いまどき、モノクロフィルムなんかで写真を
撮ろうとする方がいけないんだけどね。www




モノクロフィルムって、いつの時代よ。w
そんなローテク、もう、誰もやらんでしょ。ジジイが耄碌(もうろく)して、デジタル時代についていけないのかもしれないけど、現像液とかいうもので、環境を汚すのだけはやめてくれません?

というご意見をいただいた。(同様なご意見3通)

→ご意見、参考にさせていただきます。
m(_ _)m


デジタルカメラのモノクロモードで撮ったらどうですか。富士のXシリーズなら「ACROSSモード」がありますよ。
というご意見をいただいた。

→それだと、「シャープな解像度と豊富な階調による表現」という、モノクロフィルムを使うメリットがなくなります。肝心なことができなくなりますね。

前の方のおっしゃるとおり、いまのデジタルカメラに対して、銀塩写真はローテクだし、環境にもよくありません。学校の勉強をよくされて、先生の言うことをよく聞くよい子は、たいがい、前の方のようなご意見になりますし、
「そんなもの、なくしてしまえ!」
という結論になりがちです。

前の方のご意見は、いまの世の中の大勢を占めるものです。

けれども、だからといって、なくしていい理由にはなりません。
たとえば、グラビア印刷やオフセット印刷というハイテクが存在するのに、なぜ、エッチング銅版画やリトグラフ、シルクスクリーンをやっておられる方がいるのでしょうか。

こういったものが残る理由は、表現の手法として確立しているから です。私見ではありますが、グラビア印刷、オフセット印刷という技術が廃れても、エッチング銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンは残ると思います。
モノクロの銀塩写真も、同じような位置づけだと思われます。たとえ、デジタルカメラが廃れても、モノクロフィルムで写真を撮る人は、一定数、残ると思います。決して、なくなることはないと思いますね。




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