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4,320円で、ジナー買ったった [ムダ知識]

ジナーというカメラを買った。


sinar1.jpg
4,320円で買ったジナーF
※年式は不明


ジナーというカメラメーカーがあるのだが。
大判カメラ(4×5インチ判以上)を主な製品とする
スイスのメーカーである。カメラが好きな方なら、
誰でも知っている名門メーカーだね。

 ジナー社Webページ https://sinar.swiss/en/


私が大学を出て、最初に就職した会社は広告代理店
だったのだが、当時、商品の撮影は、ほとんどが
このジナーか、あるいはカンボ(オランダ製)などと
いった大判カメラで行われていた。

ま、素人が買えるものではなかったね。

レンズもなんも付いていない単なるフレームとレールだけで、
価格は50万円から100万円くらい。www
それにシュナイダーとか、ローデンシュトックのレンズが
1本10~20万円くらい。はっきり言って、バカ高かった。

なんで、そんなもので写真を撮っていたのかというと、
当時、商品や建物など、アオリが必要な撮影は、
4×5インチ判の大判カメラで撮ることが業界の常識だったから。
それに対して、モデルさんのようなアオリが必要ない撮影は、
ハッセルブラッドなど、6×6センチ判の一眼レフで撮ることが
多かった。

こういってはなんだけど、
はったりもあったと思う。


ジナーとかハッセルで撮ると、いかにもプロっていう感じが
するじゃないですか。発注者である広告代理店としては、
写真家のセンセイに、1ショットで何十万円も出すのである。
なのに、ハーフサイズのオリンパスペンで撮られたりしたら、
ナットクできないもんな。www


時は流れて、いまはデジタルの時代。
フィルムカメラで撮影することは、ほとんどなくなった。
アオリが必要な写真も、フォトショップで補正して終わり。

ということで、いまや中判、大判のカメラが中古市場に
大量にあふれている。今回、私はジナーFのジャンク品を
とあるリサイクルショップで、4,320円で購入した。

売っていたお店の人は、これがなにに使うものか、
わからなかったようだ。ビデオ機材のジャンク箱に
ころがっていたもんな。ま、たしかに一般の人には、
カメラには見えないだろうなー。

私が最初に見つけたときは、フレームとレールだけで、
蛇腹がなかった。けど、私は「絶対にあるはずだ。」
と思って、カメラのジャンクの山のなかをかきわけ、
捜索したね。すると、ボロボロになった蛇腹が見つかった。
本体とはべつに、300円の値札がついていたね。www

私はレジに持っていくと、ダメもとで、
「これって、本来、ひとつのものなんですが。」
と言ってみた。するとお店の人は、あっさりと、
「じゃ、全部で4,000円でいいです。」
と言ってくれた。消費税込みで4,320円を支払い、
私のものになった。

え、そんなもん、使えるのかって?

だいじょーぶ。
何度も言うけれど、こんなもん、単なるフレームとレールだけ
だから。どんだけ壊れていても、なおせないということはない。

その店で、私はフレームとレールおよび蛇腹だけ手に入れた
わけだけど、あとは、レンズとカメラバック(ピントグラスと
フィルムホルダーを固定する道具)さえあれば、写真は撮れる。
そういった部品は、いま、オークションに大量に出ているから。

同じ大判カメラでも、山岳写真家など、特定の人しか
使わなかったリンホフとちがって、ジナーはたいがいの
広告写真スタジオにあったから、部品の入手はラクである。

ということで、約3ヶ月間、オークションのサイトに入り浸って、
レンズを約5,000円、カメラバックを約8,000円で手に入れた。
新品だと、おそらく50万円を超えるものが、全部で約1万7千円。www
ちょっと幸せな気分になったね。♡

schneider01.jpg
レンズ 独シュナイダー製 Symmar 180mm F5.6 約5,000円
 ※ジナーのレンズボードはおまけで付いてきた

cameraback.jpg
カメラバック 約8,000円


sinar2.jpg sinar3.jpg

本体にレンズとカメラバックをつけたところ



ということで、今回の記事のまとめであるが、
古い大判フィルムカメラ、ジナーを手に入れた。
これから、これを使って、撮影をしてみるね。


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