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ARISTA EDU ULTRA 400 インプレ [ムダ知識]

ARISTA EDU ULTRA 400を使ってみた。


結論から先にいうと、トライXと同じような性能を
持った、まあまあ、いいフィルムだと思われる。
現像液と定着液が青緑色に染まるけど。www

dev.jpg
4×5インチ判10枚と120サイズロールフィルム1本を
処理したあと、青緑色に染まった現像液



ARISTA EDU ULTRA 400は、米国フリースタイル社が
販売している白黒フィルム。チェコ製であることから、
ほぼ確実に、FOMA社からのOEMであることがわかる。

フリースタイル社Webページ
https://www.freestylephoto.biz/

今回、はじめてこのフィルムを使ってみて、
まず、驚いたのは、現像液と定着液が濃い青緑色に
染まることである。原因は、おそらく、フィルムベースに
水溶性の色素が含まれているからであろう。

気になったので、4×5インチ判のフィルム1枚を
犠牲にして、実験してみた。
バットに浅く水をはって、フィルムを浸けてみる。
すると、5分もすると、フィルム背面に塗布された
色素が水に溶けてきて、フィルムは真っ白になった。

arista2.jpg
arista3.jpg
実験:フィルムを水につけると色素が溶け出してくる


フィルムに色素が塗られている理由はよくわからん。
おそらく、もとの乳剤のままでは、ハレーションを
起こすので、その防止のためだと思われ。

それにしても、中学生のときに写真を始めて以来、
もう、50年ちかく、フィルムの現像をやっているけれど、
こんなに盛大に色素が出てくるフィルムは、初めてである。
まあ、私はコダックとか富士フイルムの製品しか、
現像したことがないから。チェコのフィルムだと、
これがデフォルトなのかも。

現像→停止→定着→水洗という処理を行ったあとは、
ごくふつうのグレーっぽいフィルムベースの色になる。
現像液が濃い青緑色に染まっても、とくに影響はないみたい。
ということで、気にする必要はないようだ。


arista3.jpg
処理を終え、乾燥したフィルム


で、肝心のフィルムの性能であるが、
ネオパン100 ACROSにくらべると、
やはり、粒子が粗いね。
感じとして、コダックのトライXと同じくらいかな。

まあ、私の場合は、6×9センチ判か4×5インチ判で
撮るから、あまり問題にはならない。
けれども、35ミリ判でネオパン100 ACROSを
使っておられた方が、ARISTA EDU ULTRA 400を
使われると、この粒子の粗さは、ちょっと、
気になるかもしれない。

D-76で現像してみた結果だけど、
とりあえず、ハイライト部はとばないし、
シャドウ部もつぶれない。
私のようなどヘタな者にとっては、
使いやすいフィルムだと思う。

欠点としては、そのメリットの裏返しなんだけど、
シャドウ部が写ってしまって、完全につぶれてくれない。
結果的に、メリハリのない写真になる。
まあ、高感度のフィルムってやつは、どうしたって、
シャドウ部が写ってしまう傾向がある。
それは、トライXでも同じなんだけど。

あるいは、現像液との相性の問題もあるのかも
しれない。
ま、とりあえず、D-76でシャドウ部がつぶれてない
ネガをつくっておいて、あとは、プリントのときに
調整すればそれでいい、ともいえるんだけど。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ARISTA EDU ULTRA 400は、なかなかいい
モノクロフィルムである。ネオパン100 ACROSが
生産中止となった現在、代替の有力候補であると
思われる。


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