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寒風山トンネル(5,432メートル)を通ってきた その2 [ツーリング情報]

国道194号線の寒風山(かんぷうざん)トンネル
を通ってきた。そのつづき。


<地形図(参考)>

おおきな地図をみる   出所:国土地理院 


本川(ほんがわ)から、国道194号線は、
吉野川の本流に沿って走る。
もともとは、土佐郡本川村であったところで、
本川はその中心集落である。
現在のいの町は、伊野町とこの本川村、
および吾北(ごほく)村が合併してできた。
高知平野から愛媛県との県境まで続く、
広大な町である。

道の駅木の香(このか)で休憩。
この道の駅は、目の前が清流で、
しかも、源泉かけ流しの温泉がある。
なかなか、いいところだ。

ふとみると、バス停がある。
こんな山奥にも、路線バスが来ているのだ。
ちょっと、驚いたね。
みると、嶺北観光自動車(れいほくかんこうじどうしゃ)
という会社が運行していて、1日わずか1往復。
しかも夕方のみ。

どうやら、土讃本線の大杉駅から大川村を経由して、
ここまで来ているらしい。50km以上の距離である。
いったい、何時間、かかるのだろう。
しかしながら、こんな山奥にまで、公共交通機関が
来ているということ自体、おそるべきことである。

日本の公共交通は、赤字になれば、容赦なく減便や
廃止が行われる。ということで、現在、全国的に
路線バスの大幅な減便や廃止がすすめられているのだ。

けれども、四国では若干、流儀がちがうようで、
相当な山奥で、あきらかに赤字であっても、
路線バスが走っているね。
まあ、四国は鉄道の密度がひくいので、
バスがなくなってしまうと死活問題という地域
が多いことも影響しているのだと思うけど。

午前10時ちょうど、道の駅木の香を出発。
すぐに寒風山トンネルの入口に着いた。
寒風山トンネルと書かれた石碑の前で証拠写真を撮った。

ちなみに、ここから旧道を登って行って、
旧寒風山トンネルの手前を左に入ると、
瓶ヶ森(かめがもり)林道である。

通称、UFOライン。
最高地点の標高が1,690メートルという、
オフ車乗りにとっては聖地、というか、
超有名な林道である。

私は1994年に瓶ヶ森林道を走ろうと思って
ここに来た。けれども、あのときは天気が悪くて、
国道194号線を旧寒風山トンネルまで登った時点で、
疲れてしまって、瓶ヶ森林道に入って行く気力が
失せてしまった。
当時の瓶ヶ森林道は、かなり荒れたダートの林道
だったので、ホンダGB250で入っていくのは、
少々、きつかったし。

現在の瓶ヶ森林道は、幅員はせまいままではあるが、
ほぼ舗装されたらしい。
行ってみたいな、と思う。
けれども、現在はまだ、4月上旬。
上の方は、雪が残っていると思われるし、
運転がどヘタな私が、750CCのオートバイで
林道に入っていくというのは、
さすがに自殺行為だと思う。
ということで、やめておいた。


証拠写真の撮影を終えて、寒風山トンネルに入っていく。
全長5,432メートルというのは、さすがに長く、
オートバイで、約5分かかるね。

寒風山トンネルは、歩行者および自転車が
通行できるトンネルとしては日本最長なので、
ここを通りたいと思っている自転車乗りも多い
ことと思う。

じつは、私もそう思っていて、今回、オートバイで
訪れたのは、自転車で来るための下見を兼ねていた
のであった。
しかしながら、ここを自転車で通るのはやめておこう、
と思った。はっきり言って、危険すぎる。

寒風山トンネルの高知がわの入り口は、標高720メートル。
愛媛がわは、標高が530メートル。
つまり、約190メートルの標高差があり、
トンネル内は、ずっと3.5%の勾配になっている。

自転車で3.5%の勾配というのは、かなりきついので、
高知がわから入って、愛媛がわに下っていくというのが
無難であろう。下っていくときの速度は、ロード用のタイヤだと、
時速30~40kmくらいになると思う。

しかしながら、トンネル内のクルマのペースは速く、
みんな、時速80~90kmくらいでぶっとんでいる。
このような状況で、自転車で車道を走るというのは、
まさしく、自殺行為である。

それでは、歩道を走るのはどうか。
寒風山トンネルの歩道は、幅80センチくらいしかなく、
自転車で走るのは、かなりきつい。
もし、走るとしたら、シートを下げて、
いつでも足をつけるようにしたうえで、
明るい前照灯をつけて、ゆっくりと走るしかないね。

そんな状況で、すぐ横を大型トラックが走るのである。
車道のレーンの幅は片側3.5メートルだから、
車幅2.49メートルの大型トラックだと、
1メートルそこそこのところを、時速80~90kmで
通過していくのである。

まさしく、命がけだね。

それでも行く、というならば、止めはしないけど、
死んでも文句は言えないような環境であることは
覚悟しておく必要があると思われ。


およそ5分かけて、寒風山トンネルを通過した。
あとは、西条にむかって降りていくだけ。
西条には、午前11時30分ごろに着いた。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
国道194号線の寒風山トンネル(5,432メートル)は、
無料で通れる国道のなかでは、日本最長である。
周囲はとても景色がよく、UFOラインとよばれる
瓶ヶ森林道も近くにある。機会があれば、でかけて
みるのもいいかもしれない。


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